除湿機は、梅雨の部屋干しや冬の結露対策に欠かせない便利な家電です。
しかし、長時間の使用によって「電気代が高いのではないか」「ほかの家電と比べて安いのか」と疑問を持つ方も少なくありません。
結論として、除湿機の電気代は方式によって異なり、使い方や電気料金プランの見直しで劇的に安く抑えることが可能です。
本記事では、除湿機の方式別の電気代目安やエアコンとの比較、具体的な節約テクニックについて解説します。
正しい知識を身につけることで、家庭に最適な除湿方法や根本的なコスト削減のコツがわかります。
日々の電気代負担を少しでも減らしたい方は、ぜひ参考にしてください。
【方式別】除湿機の電気代はいくら?1時間や1か月の目安を徹底比較!

除湿機の電気代は、採用されている除湿方式によって大きく変わります。
アイリスオーヤマの除湿機を例に、除湿方式ごとの消費電力と電気代を紹介します。
| 方式 | 消費電力 | 電気代(1時間あたり) | 得意な季節 |
|---|---|---|---|
| コンプレッサー式 | 245W~290W | 約7.6円~9円 | 梅雨、夏 |
| デシカント式 | 720W | 約22円 | 冬、秋 |
| ハイブリッド式 | 260W~300W | 約8円~9円 | 通年 |
それぞれの方式の特徴や長時間稼働させた場合のコストについて詳しく解説します。
夏場に活躍するコンプレッサー式の特徴と電気代
コンプレッサー式とは、取り込んだ空気を冷却器で冷やし、湿気を水滴に変えて除去する仕組みのことです。
エアコンの除湿機能と同じ原理であり、ヒーターを使わないため消費電力が少なく、1時間あたりの電気代は約7~9円と安く抑えられます。
そのため、気温が高く湿気が多い梅雨時や、夏場の除湿に最適です。
一方、冬場など気温が低い環境では冷却効果が薄れ、除湿能力が落ちるというデメリットがあります。
夏の節約を重視するなら、コンプレッサー式がおすすめです。
冬場に強いデシカント式の特徴と電気代
デシカント式とは、ゼオライトなどの乾燥剤に水分を吸着させ、ヒーターの熱で温めて水分を放出・結露させる仕組みのことです。
ヒーターを常時使用するため、コンプレッサー式に比べて消費電力が大きく、1時間あたりの電気代は約22円と高めになります。
しかし、デシカント式は気温に左右されず、一年中安定した除湿能力を発揮する点が魅力です。
とくに冬場の窓の結露対策や、気温が低い時期の部屋干しにおいて強力な効果を発揮します。
電気代はかかりますが、冬場のカビや結露対策を徹底したい方にはデシカント式が向いています。
年中使えるハイブリッド式の特徴と電気代
ハイブリッド式とは、夏場はコンプレッサー式、冬場はデシカント式というように、気温に合わせて2つの方式を自動で切り替える仕組みのことです。
周辺環境に応じて最も効率的な運転をおこなうため、通年での無駄な消費電力を抑え、電気代を節約できる点が魅力です。
本体価格は他の方式よりも高価な傾向がありますが、年間を通して毎日部屋干しをするような家庭であれば、ランニングコストの差で数年後にはトータルでお得になる可能性があります。
一年を通して効率的に除湿したい方は、ハイブリッド式を検討してみてください。
24時間や1か月つけっぱなしにした場合のコスト試算
除湿器を24時間や1か月つけっぱなしにした場合、次のような電気代がかかります。
| 方式 | 1時間 | 24時間 | 1か月(30日) |
|---|---|---|---|
| コンプレッサー式 | 約7.6円~9円 | 約182円~216円 | 約5,468円~6,473円 |
| デシカント式 | 約22円 | 約536円 | 約16,070円 |
| ハイブリッド式 | 約8円~9円 | 約194円~223円 | 約5,803円~6,696円 |
除湿機を1か月つけっぱなしにすると、方式によっては月額数千円〜1万円以上の電気代がかかる可能性があります。
たとえば、消費電力が高いデシカント式を24時間稼働させると1日で約536円かかり、1か月(30日)で16,000円を超える計算です。
一方、コンプレッサー式なら1か月で5,000~6,000円程度に収まるケースが多いと考えられます。
しかし、必ずしも長時間の稼働が悪いわけではありません。
最新機種のカラッとセンサーのような自動停止機能を活用すれば、湿度が下がった時点で無駄な電力を抑えられます。
カビ対策などで長時間稼働させる場合は、自動運転機能をうまく活用して家計への負担を減らしましょう。
【徹底比較】除湿機とエアコンはどちらが安い?浴室乾燥機とも比較

部屋干しや結露対策には、除湿機のほかにもエアコンや浴室乾燥機などの選択肢があります。
電気代を少しでも抑えるためには、それぞれのコストを比較して使い分けることが重要です。
【各家電の1時間あたりの電気代目安】
| 家電・機能 | 消費電力 (目安) | 1時間あたりの電気代 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| エアコン(弱冷房除湿) | 約130W~195W | 約4円〜6円 | 室温が下がるが電気代は安い |
| エアコン(再熱除湿) | 約450W~550W | 約14円〜17円 | 室温を下げずに除湿できるが高め |
| コンプレッサー式除湿機 | 245W~290W | 約7.6円~9円 | 梅雨時の部屋干しに最適 |
| 浴室乾燥機 | 約970W~1,290W | 約30円〜40円 | 空間全体を温めるため高額になりやすい |
具体的なコストの違いや、古い家電との比較について詳しく説明します。
エアコンの弱冷房除湿と再熱除湿の電気代比較
エアコンの除湿機能には主に弱冷房除湿と再熱除湿があり、それぞれ電気代が大きく異なります。
弱冷房除湿は空気を冷やして除湿するため消費電力が少なく、コンプレッサー式の除湿機と同等かそれ以上に安く済むケースがあります。
一方、再熱除湿は冷やした空気をヒーターで温め直すため、電気代が高くなりがちです。
そのため、夏の暑い時期は電気代が安い弱冷房除湿がおすすめですが、湿度は下げたいけれど室温は下げたくないという場合には、電気代を考慮したうえで除湿機を使用するか再熱除湿を使い分ける必要があります。
快適さとコストのバランスを見極めて、エアコンの機能を適切に設定しましょう。
浴室乾燥機やドラム式洗濯乾燥機とのコスト比較
ランニングコストを重視して衣類を乾燥させるなら、狭い部屋で除湿機を使うのが最も経済的といえます。
浴室乾燥機は空間全体をヒーターで温めるため消費電力が非常に大きく、1時間あたりの電気代は約30〜40円と高めです。
ドラム式洗濯乾燥機(ヒートポンプ式)も比較的安価ですが、導入コストが高額になります。
その点、衣類乾燥機能付きの除湿機を脱衣所などの狭い空間に置き、ドアを閉め切って稼働させれば、電気代を抑えつつ短時間で効率よく洗濯物を乾かせます。
家計への負担を減らしたい場合は、除湿機による部屋干しを検討してみてください。
20年前の古い除湿機と最新モデルの消費電力の違い
除湿機の電気代が高いと感じる場合、20年前の古い家電を使用していることが主な原因と考えられます。
現在の最新モデルは省エネ性能が格段に向上しており、古い機種と比較して消費電力が大幅に削減されています。
たとえば、10年以上前の古いモデルを使い続けると、無駄な電力を消費するのみでなく、フィルターの劣化で除湿効率も悪化する可能性があります。
初期費用はかかりますが、最新の省エネモデルに買い替えることで、数年間のトータルの電気代がお得になる可能性が高いです。
古い除湿機を使用しており、稼働音や乾きの遅さを感じる場合は、買い替えを検討してみましょう。
【節約術】除湿機の電気代を安く抑える!効率的な部屋干しテクニック

除湿機の電気代を少しでも安くするためには、家電の機能のみでなく使い方の工夫が欠かせません。
今日からすぐに実践できる効率的な部屋干しテクニックを紹介します。
【電気代を安く抑える3つのポイント】
- サーキュレーターや扇風機の併用
- フィルターの定期的な掃除
- アーチ干しと空間の密閉
それぞれの具体的な手順や効果について解説します。
サーキュレーターや扇風機を併用して乾燥時間を短縮する
除湿機の電気代を劇的に抑えるためには、サーキュレーターや扇風機を併用し、洗濯物の乾燥時間を短縮することが最も効果的です。
衣類周辺に滞留する湿った空気を風で直接吹き飛ばすことで、除湿機単体で稼働させるよりも乾燥スピードが格段に上がるという仕組みです。
サーキュレーター自体の電気代は1時間あたり1円程度と微々たるものですが、併用することで除湿機の稼働時間が半減すれば、結果的にトータルの電気代は安くなります。
また、早く乾くことで生乾き臭の発生も防げます。
部屋干しをする際は、必ず風を循環させるアイテムをセットで使用しましょう。
フィルターの定期的な掃除で除湿効率を維持する
除湿効率を落とさず電気代を節約するために、フィルターの定期的な掃除は欠かせません。
除湿機は室内の空気を吸い込んで除湿しますが、フィルターにホコリが溜まると空気を吸い込む力が弱まり、同じ除湿量を得るために余分な電力を消費してしまうからです。
2週間に1回程度を目安に掃除機でホコリを吸い取るなどの簡単なメンテナンスをおこなうのみで除湿効率の悪化を防げます。
また、本体への負荷が減るため、除湿機の寿命を延ばすことにもつながります。
無駄な電気代を払わないためにも、こまめなお手入れを心がけましょう。
洗濯物はアーチ干しにして狭い空間を密閉する
洗濯物の干し方をアーチ干しにし、狭い空間を密閉して除湿機を使うことで電気代を最小限に抑えられます。
アーチ干しとは、両端に長い衣類を配置して中央に短い衣類を干す方法のことで、下から風の通り道が確保されやすくなるため乾燥が早まります。
また、広いリビングの真ん中で除湿機を回すのではなく、洗面所や浴室などの狭い空間に洗濯物を集めましょう。
ドアや窓を閉め切り、密閉状態にしてから稼働させることで、湿度の低下が早まるため効率的です。
風の通り道と空間の密閉を意識して、除湿機本来の性能を最大限に引き出しましょう。
【根本解決】除湿機の電気代を安くするなら市場電力がおすすめ!
家電の使い方による節約にはどうしても限界があります。
電気代そのものを根本から削減したいと考える方には、電気の契約プランを見直す市場電力がおすすめです。
【市場電力の3つの特徴】
- 昼間の単価が安くなりやすい仕組み
- タイマー機能を活用したピークシフト
- 創業40年以上の株式会社Qvouによる運営
それぞれの詳細と安心の理由を具体的に解説します。
昼間の電気代が安くなりやすい市場電力の仕組み
市場電力とは、日本卸電力取引所(JEPX)の価格に連動して30分ごとに単価が変わる仕組みの電力プランのことです。
大手電力会社のような固定料金プランとは異なり、需要と供給のバランスによって価格が変動します。
特筆すべきは昼間の時間帯です。
太陽光発電の供給が増える昼間は価格が下がる傾向にあり、電源料金の計算に用いられるエリアプライス(市場価格)が最安値の0.01円/kWhになる可能性があります。
家計防衛のためには、昼間の安さを最大限に活かせる市場電力が最も強力な選択肢といえます。
タイマー機能を活用したピークシフトの節約術
電気の単価が安い時間帯に合わせて家電を稼働させることを「ピークシフト」と呼びます。
共働き世帯や一人暮らしの方でも、除湿機や洗濯機のタイマー機能をセットしておけば、不在時の昼間の安い時間帯に効率よく稼働させることが可能です。
電気の使用時間を自らコントロールするピークシフトは、これからの電気代高騰時代を乗り切る最強の自衛策と考えられます。
市場価格の変動により電気代は変わりますが、日々の少しの工夫が明確な節約効果として表れる点が市場電力の大きな魅力です。
ライフスタイルに合わせて稼働時間をずらし、お得に湿気対策をおこないましょう。
創業40年の株式会社Qvouが運営する市場電力の安心感
新電力への切り替えに不安を感じるかもしれませんが、市場電力を運営する株式会社Qvouは2025年時点で創業40年の歴史を持つ総合企業です。
累計販売本数1億本を突破した人気商品であるのむシリカの販売元でもあり、多角的な事業展開による安定した経営基盤を確立しています。
さらに、万が一契約中の新電力会社が事業から撤退した場合でも、最終保障供給という国の制度があるため、突然自宅の電気が止まるような心配はありません。
実績ある企業のサービスを選び、安心して節約をはじめましょう。
【Q&A】除湿機の電気代に関するよくある質問

除湿機の使い方や市場電力への切り替えについて、多くの方が疑問に感じるポイントをまとめました。
【よくある疑問】
- 24時間稼働による火災のリスク
- 市場連動型の高騰リスク
- 申し込みに必要な手続きと準備
それぞれの疑問に対する具体的な回答を説明します。
24時間つけっぱなしにすると火災などの危険はありますか?
最新の除湿機であれば安全装置が働いているため、24時間つけっぱなしにしても直ちに火災につながる危険はありません。
ただし、次のような場合は発火のリスクが高まります。
- 吸気口にホコリが大量に溜まっている
- リコール対象の古い機種をそのまま使い続けている
- 壁や家具のそばに隙間なく設置している
安全かつ効率的に使用するためには、定期的なフィルターのお手入れが欠かせません。
長期間使用している機器から異音がする場合は使用を中止し、安全を第一に考えて買い替えを検討してください。
市場連動型は電気代が高騰するリスクはありませんか?
夏場や冬場で電力需要がピークに達する夕方から夜間にかけては、市場価格が高騰する可能性があります。
しかし、市場電力では30分ごとに単価が変動するため、価格が高い時間帯での不要な電力消費を避ける工夫をおこなえば、十分に対策は可能です。
単価が安くなる昼間や深夜に消費電力の大きい除湿機などをずらして稼働させることで、固定料金プランを契約し続けるよりもトータルの支払額を大幅に削減できる可能性があります。
市場電力の申し込みに必要なものは何ですか?
市場電力への申し込みには、現在契約中の電力会社が発行する検針票が必要です。
検針票に記載されているお客様番号や供給地点特定番号および契約種別などの情報があれば、パソコンやスマートフォンから公式サイトを通じて数分で簡単に手続きを完了できます。
なお、解約時には事務手数料として3,300円(税込)が発生します。
事前にこれらの条件や公式サイトで公開されている最新の料金単価を確認したうえで、納得のいくプラン選びを進めてください。
まとめ

本記事では、除湿機の方式別にかかる電気代やエアコンとの比較、効果的な節約テクニックについて解説しました。
コンプレッサー式など用途に合った方式を選び、サーキュレーターを併用することで消費電力を抑えられます。
さらに根本的なコスト削減を目指すなら、電気の契約プランの見直しが有効です。
市場電力は昼間の単価が安くなりやすく、タイマー機能で除湿機を稼働させることで、家計への負担を大きく軽減できる可能性があります。
市場価格の変動を味方につけて電気代を安くしたい方は、ぜひ公式サイトで詳細を確認してみてください。
<参考>





